Takayuki Yamashita

Takayuki Yamashita / 山下孝之
Quena , New-Age music

フィジカルコントローラー

Keith Mc Millen QuNeo

ドラムの打ち込みにパッドコントローラーが欲しいと思い導入しましたが、結局鍵盤の方がキーマップ等々わかりやすくて、ドラムやパーカッションの打ち込みはKORG nanoKey Studioに落ち着きました。
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しっかりとベロシティを出そうと思うと、ある程度は設定できますが、基本かなり強く叩かないといけないので、普段ドラムやパーカッションとか叩く人向けでしょうか。
鍵盤の延長線上のような感覚だとあまり良い感じに鳴らないかもしれません。
Quneo - 3
とにかく見た目がおしゃれ。
基本全部のパッド、コントローラーにコントロールチェンジを自由に割り当てでき、スライダー系にはそれぞれタッチのオンオフ、位置、圧力と、一つのパッドでいくつもの情報が出せます。
スライダーの上下でボリュームを変化させながら、強く押し込んだらリバーブがかかる、みたいなことが設定次第でいくらでもできます。
それがパッドの数だけ別々に設定できるので、何を割り当てるか色々考えるとわくわくしますね。エディターソフトもわかりやすいです。
ドラムよりもシンセとかのコントロールに使うと、面白いかもしれません。
Quneo - 5
キーボードの上とかに載せられたりするコンパクトなサイズ感。
結構強めに叩いたり、押し込んだりするので、両面テープとかで軽く固定してズレないように設置しています。
Quneo - 4
横スライドバーは、左右の位置、タッチの圧力に加え、二箇所押した時の幅、と一つのパッドで3種類のコントロール情報が出せます。
全体的に設定の自由度が高いと思うので、工夫次第でドラムサウンドの演奏、打ち込み以外にも色々なことができると思います。

iCON PLATFORM M+

モーターフェーダーのフィジカルコントローラー。
iCONというブランドのPlatform m+。オプションのディスプレイPlatform D2も装着しています。

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特別必要性を感じていたわけではないのですが、やっぱりこのサイズ感。隙間にぴったり収まる100mmのモーターフェーダー。
昔の憧れみたいなのもあって、ほぼファッション感覚で導入してみたのですが、思いのほか実用的です。
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オートメーションを書くのも、ほとんどマウスとかで操作すれば十分だと思っているのですが、あればあったで、とても便利。
デジタルだとボリュームを0から動かすのになんとなく抵抗があるというか、ちょっぴり腰が重いんですが、これがあると少し気分がアナログに振れるというか、直感的に操作ができるのが良いです。
とりあえずピアノこのぐらい下げて、とか、歌とか録るときにドラム少しあげて、とか、ストリングスミュートして、とかが、いつでもワンタッチでできるので。
長年アナログミキサーに触れてきた身としてはなんだかこのアナログ感覚で操作できることがすごく気分的に楽です。本当に。
実用的にはやっぱりマウスでDAWを直接操作すれば良いから、いらないといえばいらないんですが、気持ち的な面で、特にアレンジ作業の時とかすごく楽になった気がします。
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コントローラー系統も必要最低限といったところで、シンプルでわかりやすいです。
”Mixer"のボタンはDigital Performerだとミキサー画面が開かずにシーケンスの頭に戻りました。
この辺の挙動はDAWによって違うようです。ソフトで設定変えれたりもできるようです。
Zoomのボタンも縦方向、横方向、それぞれ押してから下のジョグホイールを回すと、画面がズームしてくれます。
この辺も普段キーボードのショートカットで十分足りている事ですが、慣れれば便利そうですね。
カギのマークのボタンで、モーターフェーダーの動きをストップできると思っていたのですが、できませんでした。
関係なしにフェーダー動きます。モーターフェーダー止めたいときは、DAW側でオートメーション止めるか、電源切るかしかないですね。
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Platform D2の画面、ボリュームの値が出てくれることを期待していたのですが、DP10だとトラック名だけしか表示されませんでした。
でも、これだけでも十分便利ですが、PANは中心がわからないのでちょっと使いにくいですね。
あと本体とD2を接続するケーブルが、どうやっても後ろに5センチぐらいぴょんとはみ出るので、ギリギリに設置する場合は注意が必要です。
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フェーダーの反応というか精度も、十分実用的です。
このコンパクトさで、100mmのモーターフェーダーが9本(8ch+マスター)で、値段も3万円ぐらい。
絶対的に必要なものではないと思うんですが、幅40センチ、奥行き20センチぐらい、ちょっとした隙間において置くには十分価値があると思います。
見た目的にも、なんとなくやる気が出る気がしますね。