Takayuki Yamashita

Takayuki Yamashita / 山下孝之
Quena , New-Age music

Keith Mc Millen QuNeo

ドラムの打ち込みにパッドコントローラーが欲しいと思い導入しましたが、結局鍵盤の方がキーマップ等々わかりやすくて、ドラムやパーカッションの打ち込みはKORG nanoKey Studioに落ち着きました。
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しっかりとベロシティを出そうと思うと、ある程度は設定できますが、基本かなり強く叩かないといけないので、普段ドラムやパーカッションとか叩く人向けでしょうか。
鍵盤の延長線上のような感覚だとあまり良い感じに鳴らないかもしれません。
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とにかく見た目がおしゃれ。
基本全部のパッド、コントローラーにコントロールチェンジを自由に割り当てでき、スライダー系にはそれぞれタッチのオンオフ、位置、圧力と、一つのパッドでいくつもの情報が出せます。
スライダーの上下でボリュームを変化させながら、強く押し込んだらリバーブがかかる、みたいなことが設定次第でいくらでもできます。
それがパッドの数だけ別々に設定できるので、何を割り当てるか色々考えるとわくわくしますね。エディターソフトもわかりやすいです。
ドラムよりもシンセとかのコントロールに使うと、面白いかもしれません。
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キーボードの上とかに載せられたりするコンパクトなサイズ感。
結構強めに叩いたり、押し込んだりするので、両面テープとかで軽く固定してズレないように設置しています。
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横スライドバーは、左右の位置、タッチの圧力に加え、二箇所押した時の幅、と一つのパッドで3種類のコントロール情報が出せます。
全体的に設定の自由度が高いと思うので、工夫次第でドラムサウンドの演奏、打ち込み以外にも色々なことができると思います。

Korg nanoKEY Studio

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ドラムの打ち込みに主に使っています。
とはいっても右上についている8つのパッドはあまり使わず、鍵盤の部分を使います。
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UVIのパーカッション音源とかは音色によって音が入っているオクターブが下の方だったり、上の方だったりするので、すぐにトランスポーズができるのが便利。
鍵盤の強弱の感度も強い方が出やすく、ドラムやパーカッションの打ち込みにちょうど良くて重宝しています。
他にもUVIやKontakt系の音源のキースイッチとかも、メインのキーボードと別にこちらをちょうど良いところにトランスポーズしておくと、わかりやすくて便利だと思います。

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コントロールノブも8個に加え、XYパッド。
ソフトでコントロールチェンジの割り当ても自由にできるし、汎用性はかなり高いです。
"Touch Scale"を押すとXYパッドで音階が奏でられるのですが、これはあまり使いどころがわかりません。もう少しXYパッドが大きければ、使いどころがあるかもしれませんね。
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幅28センチx奥行き16センチ、この小さいサイズにひととおりの機能が入っているので、何かの時に持ち運ぶのも便利そうです。
メインキーボードのサブコントローラ的にもひとつあると色々使い道があると思います。
しばらく触らずにいるとバックライトが勝手にキラキラ光りだすのもおしゃれ。
Reason liteなどのソフトが色々付いているのも嬉しいですね。

iCON PLATFORM M+

モーターフェーダーのフィジカルコントローラー。
iCONというブランドのPlatform m+。オプションのディスプレイPlatform D2も装着しています。

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特別必要性を感じていたわけではないのですが、やっぱりこのサイズ感。隙間にぴったり収まる100mmのモーターフェーダー。
昔の憧れみたいなのもあって、ほぼファッション感覚で導入してみたのですが、思いのほか実用的です。
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オートメーションを書くのも、ほとんどマウスとかで操作すれば十分だと思っているのですが、あればあったで、とても便利。
デジタルだとボリュームを0から動かすのになんとなく抵抗があるというか、ちょっぴり腰が重いんですが、これがあると少し気分がアナログに振れるというか、直感的に操作ができるのが良いです。
とりあえずピアノこのぐらい下げて、とか、歌とか録るときにドラム少しあげて、とか、ストリングスミュートして、とかが、いつでもワンタッチでできるので。
長年アナログミキサーに触れてきた身としてはなんだかこのアナログ感覚で操作できることがすごく気分的に楽です。本当に。
実用的にはやっぱりマウスでDAWを直接操作すれば良いから、いらないといえばいらないんですが、気持ち的な面で、特にアレンジ作業の時とかすごく楽になった気がします。
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コントローラー系統も必要最低限といったところで、シンプルでわかりやすいです。
”Mixer"のボタンはDigital Performerだとミキサー画面が開かずにシーケンスの頭に戻りました。
この辺の挙動はDAWによって違うようです。ソフトで設定変えれたりもできるようです。
Zoomのボタンも縦方向、横方向、それぞれ押してから下のジョグホイールを回すと、画面がズームしてくれます。
この辺も普段キーボードのショートカットで十分足りている事ですが、慣れれば便利そうですね。
カギのマークのボタンで、モーターフェーダーの動きをストップできると思っていたのですが、できませんでした。
関係なしにフェーダー動きます。モーターフェーダー止めたいときは、DAW側でオートメーション止めるか、電源切るかしかないですね。
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Platform D2の画面、ボリュームの値が出てくれることを期待していたのですが、DP10だとトラック名だけしか表示されませんでした。
でも、これだけでも十分便利ですが、PANは中心がわからないのでちょっと使いにくいですね。
あと本体とD2を接続するケーブルが、どうやっても後ろに5センチぐらいぴょんとはみ出るので、ギリギリに設置する場合は注意が必要です。
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フェーダーの反応というか精度も、十分実用的です。
このコンパクトさで、100mmのモーターフェーダーが9本(8ch+マスター)で、値段も3万円ぐらい。
絶対的に必要なものではないと思うんですが、幅40センチ、奥行き20センチぐらい、ちょっとした隙間において置くには十分価値があると思います。
見た目的にも、なんとなくやる気が出る気がしますね。

Studiolgic SL88 GRAND

作曲、アレンジ、打ち込みのメインで使っていたキーボードが突然故障、修理にも時間がかかりそうなので、新しいMIDIキーボードを導入。
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余計なものの一切ないシンプルなデザイン。
似たような位置付けのキーボードでKAWAI VPC1と迷ったのですが、Kurzweilなどで馴染みのあるFATAR製鍵盤ということと、ピッチベンドやトランスポーズ等のある程度のコントロール機能は欲しかったので、こちらのStudiologicのSL88 GRANDにしました。
音源は内蔵されていないのでこれだけでは音は鳴りません。
重さはずっしり重く、安心感があります。
USB一本でPCと接続でき、バスパワーでも動きます。
作りが繊細なのか、置き方に気を配らないとこの鍵盤の良さが発揮されないように感じました。
台に板をひいて補強したり、ゴムシートを敷いたりして安定させてみると、かなり素晴らしいタッチになりました。
あまり不安定なキーボードスタンドなどに設置するのは、もしかしたら向かないかもしれません。
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必要以上のコントローラー等が無く、キーボードやマウスなどが上に乗せられ、制作環境にスッキリ収まります。
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コントローラスティックが3系統。
デフォルトでは左からピッチベンド、モジュレーション、フィルターのように設定されていますが、コントロールチェンジを自由に割り当てられます。
Stick1は上下左右、Stick2は横方向のみがバネになっていて、離すと中心に戻ります。
Stick3は縦横フリーに動きます。
コントロールチェンジの割り当てを、プリセットに保存してすぐに呼び出せるので、音源ごとの設定を作ってすぐに呼び出せます。
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コントロールチェンジの割り当てやタッチの強弱、鍵盤のスプリットなどをまとめたプリセットを保存できます。
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何といっても木製鍵盤。本当のピアノのような、しっかり重いけど、柔らかい感じ。
表面も本物のピアノみたいな質感です。

特にリリースの反応がとても気持ち良いです。同鍵連打にも十分反応してくれます。